三角関数の合成の証明

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証明

asinx+bcosx=rsin(x+α) となることを証明する。


座標が(a,b)である点をPとし、OP=rとする。

このとき、r=a2+b2 である。

OPがx軸の正の向きとなす角をα とおくと、 a=rcosα で、b=rsinα である。

元の式の右辺に代入して、

asinx+bcosx=rcosαsinx+rsinαcosx=r(cosαsinx+sinαcosx)=rsin(x+α)

(ただし、αsinα=ba2+b2 と、cosα=aa2+b2 を同時に満たすものである。)

利用方法

  • 周期が等しくて、二つの異なる三角関数 f(x)の和をひとつの三角関数にまとめることができ、主に f(x) の最大値・最小値を求めるときにつかわれる。